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EMERGENCY CALL~あなたの現場は、あなた次第

 

 

 

わたしと一緒に頑張りましょう。

お目通し下さり光栄です、安心の家 西陣の拝み屋です。

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昨夜、震えながら、でも身じろぎさえできずに

観た番組がありました。

裏番組も観たいものだったので、こちらは

見逃し配信確定です。

観ていた番組はNHKで放送された「EMERGENCY CALL」。

緊急通報司令室、覚えている方がどのくらいいる

だろうかという話ですが、2011年頃、この司令室に

よくにた役割の席を湘南で作ろうともがいた時期が

ありました。

結局形になることはなく、履修したメンバーの数名が

上級クラスと呼ばれる高度な授業を行うクラスに

残り、月に一回受講に来ていました。

ムーンショット対策講座の原型は、このクラス。

毎月毎月、難解なテーマに頭を抱えながら、それでも

7年続いたクラスで生徒さんたちは成長し、緩やかに

自己実現していきました。

 

昨日、とある生徒さんとえみこの指導についての話になり。

「先生が何を言っているか判らないときは、否定されて

 いるようで、本当に辛いんですよね」というお話を

聴かせて頂きました。

こういうお話をしてくれる生徒さん、本当に貴重で有り難く

思います。

(とはいえ、聴いたからといって指導方針が変わるわけでは

 ない笑)

えみこの指導のベースは、過去に自分が出会ってきた「敏腕講師」

という認定を出した方たちがモデルになっています。

先生方の共通項は「必ず結果を出す」「教室を出た瞬間から

使えるような授業をする」、つまりここがえみこが目指す

指導のゴールな訳で。

言うは易く行うは難し、実際にやってみるとこれって本当に

難しいことなのです。

 

2011年に立ち上げたカリキュラムが転けてから、何度も

何度も試行錯誤してきました。

焦った結果いろいろ与えすぎて駄目になっていった子、反対に

なにも与えて貰えないと離脱していった子、いろいろ。

自分の癖として生徒さんとの距離を縮める傾向があるが故、

誤解されて潰れていった子も居ました。

うまく育てられない過程の中で、自分は育成に向いていないと

育成自体辞めたこともありました。

でも、その長年求めてきた答えが昨日の番組にあったような

気がしたのです。

「わたしと一緒に頑張りましょう」

息子さんが自宅で大量に薬を飲んで、救助を求めてきた母親。

パニックになり泣き叫び、ひたすら謝る姿に、観ていて心の

奥底がざらりとしていくのを感じていました。

その通報者に担当者が言った冒頭の言葉。

あぁ、だからここに答えがあるんだよね、そう思ったのです。

 

どれだけ知識を与えようが、どれほどお稽古に通って貰おうが

結局その人の人生はその人だけの現場なのです。

結果として、ご自分でどうにかして頂くしかない。

だからこそ、わたしたちは冷静に司令塔として何をするべきか

指示を出さなければならない。

例えば熱性けいれんを知らない夫婦は、我が子の熱を冷ますために

保冷剤を身体に当てて、という指示にさえタオルに包む、という

発想が持てません。

なんのためにそれをしているか判らないから、想像力が働かない

のです。

言われている指示に切れて夫に当たる妻、その妻に「うるさい、

聴こえない」と答える夫。

この状態がきっと生徒さんが行った「否定されたようで折れる」

状態なのでしょう。

否定しているわけではなく、違うことを違うという。

そうしなければ、何も動かないから。

そのまま進まないで下さい、司令塔の一番の役目は、足を

止めさせ、適正な指示を与え、実行して貰うこと。

そのために一番大切なことは、たった一つ。

 

この現場は、自分以外だれにもやれない。

 

そう強く、認識して貰うしかないのだから。

 

「さっきも電話したけど、消防いつ来るの?

 もう呼吸困難になっちゃってんだけど。

 どうすんの?責任取れるの?」

いらだち、救急車の要請を再度している通報者。

一方の救急車は要請が重なりすぎて車が空いていない。

行かせないのではなく、行けない。

どうにかして手配しようともがくけれど、こればかりは

やりようもない。

見えない世界にも同じようなことが起こりうる。

「どうしてこんな目に遭わなきゃならないんですか?」

そうなる理由は必ずある、だけどそれをあなたが知ることが

できるかどうかはまた別の話。

同時に、説明しても理解できるか、どうかはもっと別の話。

 

語学を勉強するとき、ある日突然言葉が分かるようになる、

という話を聞いたことはないですか?

えみこがしていることって、それによく似ているのです。

判るようになるまで、ついてきて貰うしかない。

だって、その現場にはあなたしかいないし、えみこができる

ことなんて、そこですべきことの指示を出すことだけなのだから。

方法は教えた、あとは自分で頑張って。

わからなくなったら、すぐ来てね。

他にやりようがない、それが20年業界で生きてきて自分が出した

解だった。

だからこそ反対に「わたしがやりましょう」という人間のことは

一切信用しない、例え同業者であったとしても。

そんなことができる理屈が理解できないから。

そう、えみこが生徒さんに最もよく言われるこの言葉を、ここでは

わたしが使う。

 

「腑に落ちないので、できません」

 

お前の仕事は、司令塔。

もはやそれを忘れてしまったか?

神様にそう言われた気がした昨日の満月。

東日本で被災して、イヤほど味わったはずだった。

自分のことは自分で、半径3メートル以内も自分で。

だからこそ、それができる人間を増やさなきゃ行けない。

干支1周分遅れてしまったけれど、やりますよ、今からでも。

じゃなきゃ、この12年がすべて無駄になってしまうから。

 

EMERGENCY CALL。

「魂のER」と言われた東の時代を経て、えみこがたどり

着いた場所。

「人生のEMERGENCY CALL」そう言って貰える未来に

向かい、歩き出していこうと思う。

東日本大震災月命日の今日から、ね。

 

観ててね、彼方にいるみんな。

あたし、必ずたどり着いてみせるから。

命と残りの人生全部ぶっ込んででも、必ず。

 

 

 

 

 

 

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