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お帰り、大切な前世の徴

 

 

 

 

えくぼは、前世からの徴。

お目通し下さり光栄です、移動する

安心の家 西陣の拝み屋 えみこです。

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昨日は、不思議な一日でした。

随分「神旅」と呼ばれるものをして

きましたが、その中でも特に時間の

濃かったものかもしれません。

バスに乗っていく旅も珍しければ

そのバスで眠るたびに世界線が

変わってしまった旅も初めて。

そんなことを考えていました。

初めて歩いた大原の鯖街道。

実は神奈川にも鯖街道があり、関東

在住時代そこを追いかけて神を

巡ったことがあったのです。

最後は、藤沢市北部の畑の真ん中に

ある「鯖稲荷」だったと思う。

 

2004年、家系浄化のはじめとして、

鎌倉佐助稲荷に始まった稲荷行脚。

それは同時に前世を巡る旅でもあった。

数えきれないほどの稲荷を巡り、稲荷と

先祖の業を昇華してきたわたしから

稲荷を取り上げた似非霊能者。

恨むように仕向けられ、結局は先祖と

同じ稲荷と敵味方になる道を歩く羽目に

なってしまった。

そうか、自分が長い時間をかけて

してきたことを無効化されたのか。

そう気づくまでに、10年もの時が掛かって

しまいました。

でもきっと、そこにも意味はあると思う、

なぜならすべては善に向かい起こるから。

それを知らされたのが昨日の神旅でした。

 

2022年、京都秘密基地は4年間お世話に

なった安倍晴明の御膝元から移転します。

「神社の境内に住んでるの?」と呼ばれる

部屋に居を構え、炎上犯に命を狙われ

ながら生きのびた4年(笑)。

いま考えれば、妖狐の子である晴明の

土地に呼ばれたこと自体が、すでに

稲荷との和睦だったのかもしれません。

昨日訪れた出世稲荷は、次に住むエリアに

江戸のもっと前からあったそうです。

「出世稲荷」の名は天皇から賜ったと

言われるその稲荷社は、いま大原に移転。

元の場所にはマンションが建っています。

(ま、そこに住むわけじゃないんだけどね)。

「出世稲荷」の名前さえ消され、小さな石碑

のみが残る場所。

その行方を1年前追跡したことがありました。

今回の神旅で、稲荷よりお呼び出しがあり。

実は1年以上も前にそこへ一度は行っていた

ことを知らされたのです。

むしろ、愕然とした(笑)。

あぁ、こうして、人の運命は壊されていく、

そんなことを思ったものでした。

帰りたいだろう稲荷神。

その神様を迎えに行く数日前、「信頼されない

とは、どういうことか」という経験をしました。

同時に「人の信頼を裏切らないように生きる」

とは、どういうことかも考える時間がありました。

 

どうして、あんなに海街が嫌いだったのか。

その答えはひとつ、「あの街でわたしを信じて

くれた人は、ほぼ皆無だった」から。

そう思って、随分傷ついて。

でも。

京都秘密基地が移転することになり、同時に

阿夫利基地を閉鎖することになったとき、

初めて海街で唯一「友達」と思っている人を

頼ったのです。

自分でも、本当にびっくりした(笑)。

彼女は、いつものように淡々と「いいよ、日程

決まったら教えて」とだけ、LINEの返信をよこし。

ああ、友達を頼った、頼ることができた、と

本当に嬉しかったんです。

 

2016年、ある人の口車に乗って大阪に行き。

そこで受けた大きな痛み、「あなたに京都は

無理、関西でのあなたの仕事があるのは

すべてわたしのおかげ」といわれたあの一言。

その呪詛が、本当に長いことわたしを縛ってきた。

わたしが助けたかったのは亡くなった盟友で、

彼女が泣くのをみたくないからこそ、その人の

ためにできることのすべてをした。

そして。

その人が最後に盟友から奪ったものを知った

とき、永遠に赦す日はこないだろうと思った。

「正直者が馬鹿を見るのはどうしてですか?」

京都で大切にしている仲間にそう問われるたびに

神様に誓ってきた。

「あなたの存在証明になる、だから。

 正直者が馬鹿を見ない世の中にしてください」

と。

 

昨日、不思議な神旅から戻ってから、同行者と

LIPTONでお茶しました。

2年前の夏、海街から来た友達ともここで、お茶を

飲んで、祇園祭のご神幸祭を一緒に観たな。

きっと、ここでお茶できるのは、そんなご褒美

みたいなときだけなんだろうな。

そう思った時間。

「来年は、なにしたい?」

何気なく、そう相手に訊いて。

自分の今年を振り返ったら、ここまでに

叶えたいこととして口にしてきたことがすべて

今年叶ったことに気づきました。

再婚する、京都で暮らし働く(丸1年京都だけで

暮らした)、京都に実家をつくる。

あぁ、やっと。

全部叶ったんだ。

そう思ったら、少しだけ力が抜けて

 

なんだ。

とっくに、遥かに幸せなんじゃないか。

 

そう、思ったんです。

 

幕末の志士、坂本龍馬とお龍夫妻には

稲荷にまつわる言い伝えがありました。

それが事実かどうかはともかく、「稲荷」と

いうものが、自分にとってなんらかの前世の

象徴だったことを京都に来て初めて

知らされたのです。

そして、京都に来るのに一番力を貸して

くれたのは、今宮神社の地主稲荷で

あったことも。

もうとっくに、稲荷とは和睦していた。

それどころか、わたしが10年以上の時間を

かけて稲荷に謝り続けてきたことをいつも

見守り、信じてくれた。

間違うのはいつも人間、神様は間違わない。

 

「ごめんね。いままで本当にごめんね。

お迎えに上がりました、一緒に洛内へ

還りましょう」

 

そうお伝えしたとき、涙が出たのはきっと

稲荷と心から手を繋げたからなのだと

思っています。

八大龍王とともに過ごした島原からの4年、

そして、そこに加わった秀吉に寵愛された

稲荷神。

人間に忘れられ、追いやられた神様たちが

もう一度信じてくれる人間を探し、わたしの

元へやってきてくれたのならば。

わたしは、信じられるかを見極めて大切に

大切に、ご縁を持っていたいと思うのです。

 

不思議な一日の終わりの夢は、朝起きたら

何も覚えておらず。

代わりに、稲荷神からこんな答え合わせが

ありました。

UverWorldの新譜にある「えくぼ」、笑えくぼが

できるわたしはきっと、その徴を見つけてくれる

人を探していたのだと思うのです。

そうだね、まるで剣心の十字架みたいに。

この笑いえくぼ。

あなたは、みることができますか?

もし見れたなら、あなたもわたしの「探し人」の

ひとりなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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