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マイフレンド~会いたい人は、来てくれる

いつも、三人分生きているから。

お目通し下さり光栄です、京の迷い家マザー
平成小野篁西陣の拝み屋です。

本日9/16(木)は、ご予約満了となりました。

明日9/17(金)は、オンラインにてご予約

承ります。

今週のスケジュールはこちらから。

ご予約お問い合わせは、こちらから。

 

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9月末にて常駐店営業が終了となります。
これに伴い9/20~30の午前のご予約を
先行受付いたします。
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昨日は一日HP改修作業に明け暮れていました。

公式HP、リニューアルしましたよー。

よろしくお願いいたします。

まだ目的論はメニュー追加できていないので、

今後さらにリニューアルします。

脳科学専用HPの改修も進めています。

ひとまずメニューページのみ修正

今後脳科学専用HPは、昨日の記事に書いた

育脳ラボとしての機能を持たせていきます。

上洛して4年、いろいろあって今週ある節目を

迎えるのですが。

今朝FBの過去ログで2011年に生きた屍となった

わたしが息を吹き返したのが2013年の9月16日

だったことを知らされました。

閻魔の日、神様劇場ぶりにちょっと笑いました。

 

8年前の集合写真、わたしを救いに

来てくれた天の遣いの人たちです。

一生涯かけても返しきれない恩を受けました。

その御恩は、生涯をかけて世の中に恩送り

として返していくと誓ったはず。

2011年の発災以来、いくつもの「あの日」が

生まれました。

あの日を忘れない、それは復興支援に

関わったことがある人ならば誰しもが一度は

聴いたことがある言葉。

そして、そんなあの日は関わったすべての

個人の中にあるものなのだと思うのです。

 

復興支援に関わらなくても、生きていたら

誰しもが忘れられない「あの日」を持つ。

親友の死を知らされた日、葬儀で固く

手のひらを握りしめた日。

元夫から子どもを連れて逃げた日、離婚

調停の開廷日、盟友に上洛を告げた日、

返事として癌の罹患を知らされた日。

上洛が決まった日、上洛できた日、そして

盟友の死を聴いた日。

人生は幾つもの「あの日」の連続でできている。

そんな「あの日」には、必ず自分以外の第3者が

存在していて、その人との思い出が「あの日」を

構成している。

この世で一番哀しいことは、忘れられてしまうこと。

それを誰よりも知っているのが、通詞人なのだから。

 

今年は親友の死から20年め、911が起きたのは

親友が亡くなった1か月後の話でした。

脳腫瘍で3年4か月闘病した親友、妊娠中に発覚

した脳腫瘍は手術を産後まで送るしか手立てが

なく。

開頭したときにはもう、運動神経周辺にまで病巣が

転移していたと言います。

神経を切除すれば延命の可能性が上がります、と

いう医師の言葉に「そんなことしたら息子と走れない、

嫌よ」と答えたという親友。

母親として生きることを選び、生きるための戦いを

選択した彼女。

その話をわたしが聴いたのは、彼女が余命と

言われた3か月を乗り越えた告知1年後のこと

でした。

そして、この彼女の闘病がわたしの靈氣の原点

であり、通詞人となる原点なのです。

彼女の死がなければ、靈氣にも通詞にも出合う

ことはなかったでしょう。

巡り合わせの残酷さと、妙を思わずにいられない。

長く生きていると、そんなことを思ったりします。

 

2019年からの2年間は、悔しいことの方が多い

2年間でした。

でも、振り返ってみると「民間研究者」として

生きるための覚悟を問われていたに過ぎない

時間だったのかもしれないと思うのです。

占い業界に飛び込んだ2015年、その結果

わたしの人生は少なからず湾曲しました。

でもその湾曲が後に人に伝えるべき経験を

取りに行ったに過ぎないのだとしたら。

あの数年さえ、どこまでも神様の手のひらの

上でのことなのだと思うのです。

占い業界に飛び込んで受けた痛みがきっかけで

いまこうして京で暮らしているのだから。

靈氣術者である通詞人はたまに「人魚姫伝説」に

例えられたりします。

願いを叶えるために大切な何かを失い、最後には

自らが海の泡と化す人魚姫。

海街で暮らしていたころは、何度もそんな話をされ

そんな体験を強いられてきました。

でもね、死なない人魚が居てもいいんじゃないか。

ふと、そんなことを思ったのです。

 

願いの叶え方なんていくらもあるし。

別に大切な何かを対価にしない叶え方もある。

なにより最後に海の泡と化したとしたら、それって

本当に幸せなのだろうか。

靈氣は万人の幸せを目指す、だったらおかしくないか。

まず自分から始まる靈氣であるならば、まず最初に

己の幸せじゃないんでしょうか?

 

ね?臼井先生。

 

そんな問いの答えが、今朝降りてきまして。

今朝音楽アプリを開いたら、画面に飛び込んできました。

「ZARD全曲配信開始」、ZARDは、亡くなった親友が

闘病中に一番聞いていた曲で、出棺の際には

「負けないで」が流れたほど。

なんだかもう笑いが止まらなくて、そのままアルバムを

再生することにしました。

どの曲にも、彼女からのメッセージが込められている

気がして。  

それはきっと、今週迎える節目に対しての彼女からの

お祝いであり、はなむけなのだろうと思うのです。

ひっそりと迎える一つの節目、伝えられる人は

僅かだけど。

わたしの長年の願いがまた一つ結願する、そのことで

今度はどんな力を手にできるのだろう。

その力は余すことなく世に呈する。

わたしが8年前に受けた恩義に上乗せする形で、必ず。

 

ツナグになれば、会いたい人にはもう会えない。

通詞人になれば、会いたい人にはもう会えない。

そんなルールを痛いほど味わってきました。

この先もそのルールは変わらない、だけど20年目に

彼女は教えてくれたのです。

 

あなたが会いたい人には、もう会えないのかもね。

あなたがわたしとの約束を果たして生きた友達の

ために力を使う人になってくれたから。

でもね。

あなたが会いたいように、わたしたち故人もやっぱり

会いたくなるときがあるの。

そんなときは、昔のように会いに来れるのよ。

 

「いつも急に来るね~」

そうやって、約束もないまま会いに行っていました。

電話して、在宅確認して「1時間で行くから」と西湘

バイパスを飛ばして茅ケ崎から小田原へ。

そして、決まって言われていた。

「いつも急に来るね~、渡したいものの準備が

 間に合わないじゃないよ~」

 

ごめん、でも、いまはあなたが急に来るじゃん。

渡したいものだけ、持ってくるじゃん。

そして、勝手に帰って行っちゃうじゃん。

なんだよ、ちっとも変ってないよ。

20年もそっちでなにしてんだよ、本当に変わんないな。

人って、死んだら少しは変わるんじゃないのかよ。

 

「どう思う?」

この曲を届けに来た彼女が、あの日のように

笑いながら、次の宿題を置いて行った気がしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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